最後のアジト




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最後のアジト9 「アビーロードで最後の一服を」

ビートルズに「アビーロード」というアルバムがある。ジャケットはメンバーが横断歩道を渡っている写真。
そのジャケットのポールマッカートニーはタバコを持っているのだがそれがイギリスで問題になっているらしい。
嫌煙団体のような輩が大騒ぎして「ファンの子供が真似してタバコを吸ったらマズイ。」という理由で
そのタバコの部分をCG処理で消し回っているらしい。
アホ。本当にそういう正義の団体はどこの世界でもアホで困る。
タバコの害を説く気持ちは理解できるがセンスが悪すぎる。ジャケットに傷をつけることがメンバーや
ファンに対してものすごく失礼かもしれないとは考えないのだろうか。
それは駅なんかに貼られているアイドルのポスターに鼻毛の落書きをするくらい低レベルのことなんだぞ。
だいたいタバコの存在を消してしまったらそれは「なかったこと」になってしまい
侵略の事実を削除する歴史の教科書と同じで子供達が自分で判断する機会を奪ってしまうことになる。
タバコは身体に悪い。火事の原因トップだし部屋も汚れて妻は怒る。副流煙は他人に迷惑がかかる。
でもステージで吸うと煙がライトアップされて綺麗だし安定剤的効果もあるしカッコよく吸えばモテるかもだ。
その事実だけをちゃんと教えて「さあキミはどうする?」でいいじゃないか。
何の懐疑もないこれだけ信じていれば
絶対幸せだ的宗教団体の勧誘等「正義の名のもとに」の行為はある意味暴力なのだ。
パロディにもならないCG処理をするような正義の味方団体の横暴が許されるならオレだって
「子供が真似して戦争好きになったらマズイ。」
という理由でブッシュ君の顔や発言をテレビで流すことを禁止するぞ。
そういえば一時期アメリカでは「兵隊の士気が下がる」という理由でジョンレノンのイマジンを放送禁止にしていた。
誰がそんなくだらない決定をしたのか知らないが
イマジンを聴いて士気が低下する程度の根拠の戦争なんて絶対にやるべきではない。