新・最後のアジト




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新・最後のアジト最終回 「海に還る鬱病詩人にダダのラストダンスを」 

突然でスマンが「浮き世の事情」ってヤツで
このコラム「新最後のアジト」が今回で最終回だ。うえ〜ん。
約隔週で2年近く「40作」を書き散らしてきた。だいたいのは「文句」だ。
バックナンバーはカオルHP「図書館」に保存してある。

愛読してくれたみなさまと「暴言」を許してくれたスタッフに感謝。

まだ「計画段階」だし「カオルの言うコト」だから「アテ」にしないでほしいのだが
コレを連載していたmumixで「web radio」のようなモノをやろうかなあと。
まあ実行できるようになったらメルマガやbbsで大騒ぎするから。
かるく愉しみにしていておくれ。

さて。最終回だ。なにを書こうか。
やはり「終わり」のカンジのものがいいだろうな。
となると「死」だな。
一巻の終わりだな。

カオルは想う。このように駄文を綴っているオレも
コレを読んでくれているアナタも「夕飯くれー」と泣きわめいてる我が愛猫レインも
今もリアルタイムで確実に「1秒ずつ死に向かっている」のだなと。

夏頃からたまにライブでやってる「ダダ(仮)」という曲がある。
オレが「超鬱状態」の時に書いたものだ。
毎回ちょっとずつ違うのだが最新バージョンを下記に。

  「ダダ(仮)」  カオル作

 曲がりくねった朝陽の中で目醒めた
 どうやら生きてるみたいだ だ だ だ だ
 だれかの分まで泣かなくちゃ ちゃ ちゃ ちゃ
 チャンピオンになりたかったかい?
 ヒロインになりたかったかい?

 今日もオレは生きて暮らした
 なんのためかわからないけど
 もしも明日生きていたなら
 たぶんオレは唄をうたうだろう

 いつかオレは闇に消えてく
 暗い場所でタバコに火をつける
 そしてオレは星のマネをして
 空のはしっこでチラリと輝くさ
(2006 10/29バージョン)

「生あるもの」としてこの星に生まれ落ちたからには
「死」は「セット」である。泣こうがわめこうがしゃーないのである。
それは「いつ」かはわからないが
「生あるものすべてに確実に訪れる」ものである。
ウワサによればこの地球自体も
約40億年後にはブラックホールと化した太陽に吸い込まれてしまうらしい。

オレに言われたくはないと想うが
(最近カオルの文章を読み始めたヒトへ。
 カオルは2004 6/9に睡眠薬を大量に飲み自殺未遂をしたのです)
「自殺はいけません。どーせそのうち死ぬから」と。
校長先生も小学生も自殺し過ぎです。
変質者の方々も生き物を刺し過ぎです。いけません。
「チャンピオンになれなかったから」死ぬのですか?
「死ねばヒロインになれる」のですか?
自殺する気満々のヒトは「どうせ死ぬのなら有り金かき集めて」イラクへゴー。
何度も言ってるけど地雷撤去でもしてきなさい。
たくさん撤去したら「ヒーロー」になれるし
撤去ミスで「爆死」なら本懐を遂げるのですから。
北朝鮮に忍び込み「拉致されたヒトを救う」とか
「核の実験工場を使いモンになんなくしちゃう」というのもいいですな。
うまくいったらヒーロー。死ねば儲け物。

カオルもやがて死ぬでしょう。
日頃の行いが悪いのでおそらくは「ロクでもない死に方」で。(自殺以外の)
葬式などは面倒なので不要です。あんなもんカネの無駄じゃ。
本当は死体を裏山にでも放り出して
チベットのように「鳥葬」にしてもらいたい。
タバコ臭い肉体で悪いがバクテリアや鳥やネコなどの栄養補給にでも。
しかし残念ながら我が国では「死体は火葬」というもったいない法律がある。
だから焼かれるのはしゃーないとして
「暗い墓の中」なんかに入るのは嫌だから(お化けが出るから)
どっかヨコハマの海にでも骨をまいてくれないかなと。
別に鶴見川でも汚れたオイル臭い東京湾でもいい。
TENSAWの「ドブ板ストリート」でも口ずさんでくれりゃあ。

 「ガキの頃から一緒だぜ オレたちふたりは」

我々のはるか祖先は「海で誕生した」ときいた。
だからそこに「還る」だけだ。
「自然なコト」だよ。

そして海中の小魚どもがカオルの骨を食らい
ますますカルシウム豊富になり「まだ生あるもの」へそれを提供するのだ。
自然なコトだよ。

あ。
変なコト思いついた。
地球ってさ。ある意味「ひとつの生命体」とも考えられるよな。
あのさ。地球が「鬱」になったり「いじめ」にあったりして
「自殺」しちゃったらどうしよう。

「あ〜あ。退屈だな。もう毎日毎日グルグル回るばっかで飽きちゃったよ。
 オレって『なんのために存在してんだろう』な。景色も同じでさ。刺激が欲しいよ。
 ああ憂鬱だ。ずっと毎日グルグルの繰り返し。疲れるぜ。
 でもオレのカラダには60億の人類プラスたくさんの生き物が。
 だけどもうヤツらを養ってくのに疲れてきたよ。特に人類は悪さばっかだし。
 どうせいつかオレは太陽に吸い込まれちゃうんだ。もういいか。飽きたし。
 存在理由見いだせないし。死んじゃおうか。
 きーめた。睡眠薬飲んで富士山の樹海で首つろう」

地球君。自殺はいかん。
月が泣くから。

おしまい。
また明日。
   
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