まっしぐら




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「銅はオヤジギャグだ」の巻 2000.4

オレの友人に「ポールマッカートニーの頭蓋骨を持っている」と言い切っている
風変わりな奴がいる。先日そいつの家に行った。そいつには今年8歳になるという
小生意気な息子がひとりいる。仮にその好奇心旺盛な息子の名前を「一休」としよう。
一休は質問魔である。子供向けのことわざ辞典を熟読する様なタイプだ。
コートも脱がないうちに質問攻めにされた。
「ねぇ沈黙は金 雄弁は銀ってどういう意味?」
あ〜ん!?なんだぁいきなり。
「お前みたいにベラベラ喋る奴より黙っている奴の方がエライということだ」
一休はめげない。「ふ〜ん じゃあ銅は?」うざいガキだ。
「銅はオヤジギャグだ。沈黙は金、お喋りが銀。そしてオヤジギャグが銅。以上。」
しかし攻撃は続く。「ねぇオヤジギャグって子供でも言えるの?」
4月で36歳のオレはガマン強くなった。「言える。全ては努力だ。」
一休は5秒黙り攻撃を再開。
「ねぇ何で努力して銅なのに黙ってるだけで金がもらえるの?」しつこい。
「ドウしてもだ。銅だからな。」どうだ一休。これがオヤジギャグだ。
オレは勝利を確信した。しかしそれもつかの間。大逆転の一撃。
「じゃあボクは柔道、剣道、北海道。ねぇこれでどう?」
うっ。じゃあってオマエ、、、
一休よ。お前が15年後にオフィスで女子社員達をオヤジギャグで固まらせてる場面が
目に浮かぶぜ。きっとOL達に変なあだ名とか付けられるぜ。
ちなみに一休の髪形は大五朗カット(前髪と後ろだけ妙に長いヤツ)。
そしてトレーナーはMiki Houseであった。
   
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