薫風丸夢日記



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薫風丸夢日記2 「メモ」  〜 薫風丸夢日記3「高校留年」

今回は「わりとよく見る夢」をふたつ。
どちらの夢も「見るパターン」みたいなものは思い当たらない。
もちろん「なぜ何度も見るのか」も。

余談だけれど「サブマリンデイズ」の冒頭部分「ランチタイムの生け贄」までは 
「ほぼ実際に見た夢をそのまんま」書いている。

では。はじめましょう。

薫風丸夢日記2 「メモ」

コレはここ数ヶ月夜中によく見る夢である。
夜中に目醒めてしまいタバコを吸いまた眠りに落ちる直前あたりに見ることが多い。
いわゆる「半覚醒」の状態。
筒井さんによれば「半覚醒」のとき「よいアイデアが多い」らしい。

簡単な夢である。
まぶたの裏に貼付けられたように文字通り「目の前」に超アップでメモ用紙がある。
何のヘンテツもない白いメモ用紙で短いフレーズが幾つも書かれている。
オレは左上の方からそれを読んでいく。
たまに訳の分からない記号も混じっているが 
ほとんどが「ちゃんとした文・詩」になっている。なかなかいいモノもある。
オレは「半分まだ起きている脳」で「コレは書き留めておきたい」と切実に想う。
しかし睡眠薬の作用もあるのだろうペンを持ってその作業をすることが出来ない。
「じゃあせめて記憶しよう」とまた左上から読み直すのだが 
なぜか文章はすでに「まったく違うモノ」になっている。
でもそれにもいいフレーズが沢山ある。
書きたい。でもペンを持てない。その繰り返しで本格的に眠ってしまう。
次に起きた時にタバコを吸いながら軽く後悔するがどうしようもない。

この夢は多分また見そうなので 
ぜひ「書き留めること」を実現したい。
どうも「名文」ばかりのような気がしてならないのだ。


薫風丸夢日記3 「高校留年」

この夢は多分20代ぐらいから何度も見ている。
細部やストーリーはその時によって違うけれど「根っこ」は同じ。

「カオルは高校にいて何年も留年している。
 歳が幾つも違う同級生とのコミュニケーションをわずらわしく感じてる」
「カオルは留年しそうで焦っている。
 でもどう考えても単位など今からでは絶対に間に合わない。留年決定」
このふたつのどちらかが必ず「根っこ」にある。

サブストーリーは毎回違うけれどなぜか「校舎の中を走り回ってる」コトがほとんどだ。
そして「教室」がわからなかったり「トイレ」を発見できなかったり。
「逃げている」のではなく「探しているものが見つからない」というパターンかな。
「サボって帰ろう。でも同級生が白い目で見てるし 
 それにこの授業は毎回エスケイプしているので単位がヤバいだろう」
「文化祭で校庭中が『祭りの夜店』みたいなカンジで 
 乱痴気騒ぎが嫌で帰りたいんだけど出口がわからなくてさまよってる」
だいたいこんなもんかな。

カオルは中学も高校もなんの問題もなく卒業した。
クラスの90%が大学受験するような高校だったが 
オレは「ロックンロールで生きてくもんね」とまったく気にならず 
みんなが「受験勉強」で忙しい時期バイトでためたお金で初の風俗遊びなどをしていた。
3年間「クラス委員長」をしていた。
選考会議を早く終わらせたくて「立候補」してたからだ。
成績は「中の下」ぐらいだったと想う。日本史では「1」をとったことがある。
通信簿に「出欠日数・遅刻回数」などを記入する欄があるのだが 
その欄のフォーマットが「二桁仕様」でカオルは遅刻が「120回」とか三桁だったので 
先生が修正液などを使い「三桁仕様」にしてくれたのを懐かしく想う。

カオルの「自覚・意識化」では「高校に対するトラウマ・コンプレックス」など 
まったくないと考えているので 
なぜ「留年を恐れる」ような夢を何度も見るのかさっぱりわからない。
「沢山の制服を着たヒト・先生」も登場するのだが「知った顔」はまずいない。
それとも「留年」というのは夢特有の「なにかもっと重要なモノとの置き換え」で 
「出口がわからず走り回っている」というコトの方が「ポイント」なのだろうか。

あ。カオルは「巨大な旅館の曲がりくねった廊下」など 
「大きな建造物の中で迷って走り回る」というタイプの夢をよく見る気がするなあ。

ちなみに「夢の中の高校生カオル」は「制服」を着ていない。
そして実際に「ほとんど私服」で登校していた。ズボンは黒いのをはいてたけれど。

おしまい。
 
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