2008 10/2 新横浜ベルズ
 
 

kaoru & Sakura。
ふたりの「アルファベットの構成音」が似ているので
アナグラム的にとりあえずチーム名を「カラス karasu」にした。
 
サクラはいつも黒い服だから
オレはカラスのときは白い服にしようと想っている。
 
オレはいつもピアノを弾き語りで唄っているのだけれど
たまに猛烈に「リズム」が欲しくなるときがある。
それでサクラに「ベースがいればいろんなことがうまくいくのはわかってるけど
あえて最初はふたりでやれるところまでやってみないか?」と打診した。
サクラは快諾してくれたが最初はいろいろ苦しんでいた。
ベースがいないというのは自由度も高くなるけれどリスクもデカい。
サクラは「唄を。特に歌詞を殺したくない」と。
カオルは「誰でもいいバックバンドみたいなドラムは嫌だ」と。
 
ライブハウスでリハが終わってふたりで中華料理屋に行った。
サクラはエビチリとザーサイを食べてオレはコーラを2本飲んだ。
オレは酒をやめて7年半ぐらいになるけど「ゆったり飲みたい気分」だった。
くだらない話しをたくさんした。内緒話もした。
オレたちは笑ってばかりいた。
赤くてデカい中華料理屋のテーブルで
白黒で長髪ののオレたちは「異分子」のようで心地よかった。
 
たしか当日を入れて4回リハをしたのだけれど
本番がいちばん楽しくうまくやれた。
オープニングの映像は最後の部分のタイプライターの箇所だけ変えた。
サクラは「ロザリオとペントハウスが楽しかった。
雲をつかむような話はすごく好きな唄だからもっと練りたい」と。
カオルはカラスように書き下ろした「試験管ベイビー」が燃えた。
やっぱりライブはライブで「どうやって終わろうか?」とか
リハでさんざん悩んだところがバッチリ決まったり
逆にリハでたくさんやったところをオレの気分で突然変えたり。
 
本番終了後に「またやろう」と。
サクラはドラマーというポジションだからか
プロデューサーをやったりしているからか「全体を見るチカラ」がすごい。
「ライブを例えば3本決めて
 その点をつなげて線にしていくようにした方がいい」と。
 
という訳ですでに3本リハを決めた。
ヒントはジョンレノンの命日に都内某所。
将校たちが反乱をおこした日に中央線沿線で。
カオルが生まれた日に渋谷のラブホテル街辺りで。
 
皆勤賞を狙いなさい。
んー。「スタンプカード」をつくるか。
ガキの頃の「夏休みのラジオ体操」的なヤツを。
 
そう言えばサクラは自分のカメラで当日のビデオを撮っていた。
オレはまだ見せてもらっていないぞ。
 
 
1 ロザリオ
2 ペントハウス
3 雲をつかむような話
4 リンダ
5 ムーンライトラバーズ(新曲)
6 試験管ベイビー(カラス用書き下ろし)
 
アンコール ジェネレーションズ

 
 
 
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