その他/「カオル部隊図書室長のお薦め日記」 Pickup1

 
 
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■ かまうもんか! 2003年03月01日(土)
2003 3/1(sat) 15:40 pm  とても静かな雨が降っている。
深海魚のようにとても静かに眠れたからな。
その辺で手に入るまがい物じゃなくて
これぞ本場だ的な正真正銘の眠り。
 
雨が降っている。
それが何だか心地よい。
太陽に急かされずにすむ。
■ 進化しすぎた蛍 2003年03月04日(火)
2003 3/4(tue) 3:05 am  今夜も風が強い。雨戸がガタガタ鳴っている。
ポケットのコインがぶつかるリズムで橋を渡る。
川は真夜中のスピードで海の方へ流れていく。
坂の途中でタバコに火をつける。
オレは進化しすぎた蛍のようだ。光ることは光るんですけど。
お月様にむかって煙を吐き出す。
今夜この街に足りないのは川を下る小さなボートだ。
■ 人類史上最も原始的な対処法  2003年03月07日(金)
2003 3/7(fri) 1:45 am  雨が続く。一雨ごとに暖かくなるらしい。
とりあえず今夜も天使をかき集めて祈るしかない。
■ 自分がキズつかないため 2003年03月17日(月)
2003 3/17(sun) 3:42 am  今日も雨が降っている。でもそんなに寒くないよ。
明日は晴れますように。
もしまた雨だったら
あさってこそ晴れますように。
それがダメでもいつかはきっと晴れるよな。
■ 贅沢すぎる望み 2003年03月20日(木)
2003 3/20(thu) 5:50am   だんだん明るくなってきた。世界はまだ静かだ。
どうせ限りある命だ。
贅沢に生きてやる。
素敵なものだけに触れていたい。
砂糖入りのコーヒーは飲みたくない。
くだらないもの・想像力と懐疑のない連中と
これ以上かかわりたくない。
■ 四月に見る新しい夢 2003年03月31日(月)
2003 3/31 (mon) 8:45 am  今日はいい天気になりそうだ。
電車の中で見る夢って
布団で見る夢となんか手触りが違うよな。
■ 自分の名前は好き? 2003年04月02日(水)
2003 4/2(wed) 7:45 am   今朝は曇っている。昨日は晴れてたのにな。
オレはカオル。薫風そよぐ春に生まれた。
男でも女でもどっちでもいいように付けたそうだ。
オレは暴走族の当て字みたいな名前や
「親の願い」みたいなのが過剰なのは好きじゃない。
インディアンのように「石を持って立つ女」とか
「光る冷たい瞳」とかそういうのがよい。
確かトーテミズムって言うんだっけな。
自然の中にある見たまんまにちなんだりするヤツ。
  
ガキの頃は女の名前とからかわれたが
いつの間にか自分の名前が好きになった。
■ 名もなき春のお散歩 2003年04月20日(日)
2003 4/20(sun) 16:45   風が強い。空も晴れている。
名前の知らないオレンジ色の花が
光を浴びてとても鮮やかだ。
オレのカンでは外国の花だな。
きっと誰かがタネを蒔いたんだろう。
アスペリヤ(造語)とか立派な名前があるに違いない。
花言葉は「やけっぱちの情熱」というところか。
■ 楽屋:サブマリンデイズ 2003年05月10日(土)
2003 5/10(sat) 23:00 pm 数えたわけじゃないけどいつもより星が少ない気がする。
本当に疲れたし眠かったのだけれど
書き上げたときは本当に嬉しかった。
そして何より嬉しかったのはそれをライブで発表できたこと。
しかもそれを沢山の人がアクビもせずに聴いてくれたこと。
前にも書いたがこの世で誰にも聴いてもらえない唄ほど悲しいものはないのだ。
■ コーヒーと紅茶あなたはどっち? 2003年05月14日(水)
2003 5/14(wed) 19:35 pm  とても寒い。雨も降っている。
ポリスマンはオレを捕まえたくてうずうずしているようだが
本日のオレはケツの穴まで調べられても
現在の日本の法律では逮捕できないほど潔白なのだ。ザマアミロ。
でも取調室に軟禁されごく初歩的な拷問でもされたら
やってもいない罪をベラベラと告白しそうな自分が怖い。
 
どこかのカフェテリアから甘いシナモンドーナツの香り。
もし運良くそれにありつけるとしたら
オレはコーヒーと紅茶のどっちを注文するのだろう。
アールグレイも悪くないのだが酸味の強いコーヒーがよいな。
酸味の強いコーヒーとシナモンドーナツ。
それはこの世界で最も正しい選択のような気がする。
 
さっきより雨が強くなって来たのだけれど
傘のないオレはすでにずぶ濡れなのでこれ以上濡れようがないのだ。
もうすぐこの街は夜の化粧を始めにぎやかに暮れていくはずだ。
■ トロ君かく語りき 2003年05月18日(日)
2003 5/18(sun) 15:45 pm 今日も肌寒い。5月ってこんなに寒かったかな。
少年にガソリンをかけ火をつけたといういヒドイ事件があったが
犯人の男がもしネコを飼っていたらそのトイレは長い間放置されていたはずだ。
現実との繋がりをなくしたとき人は想像を超えた恐ろしいことをしてしまう。
ネコのトイレ掃除は臭くて面倒くさいけれどとても大事なことだと思う。
■ 13日の金曜日の月 2003年06月14日(土)
2003 6/14(sat) am3:40  夜はまだ肌寒い。とても綺麗な月が見える。
素晴らしい夜だった。
そして贅沢な夜だった。
すべてやり尽くしたから放心状態だ。
心地よい疲労と深い満足感。
今夜の月の次にオレは輝いている。
 
 
それにしても月が綺麗な夜ですねえ。
祈ってみたら小さな願いなら叶いそうじゃないですか。
「ボクの唄を沢山の人が聴いてくれますように」
「もう少し世界が綺麗になりますように」
「ネコ達が幸せに長生きしますように」
これは小さな願いじゃないな。
  
そのためだけにがんばって
やり尽くしそれを成功させた時にだけ得られる満足感。
本当に一切の欲望が消えひたすら充実の塊。
さてつぎは何しでかそうか。
■ ただ、ただ ぼんやりと・・・ 2003年06月16日(月)
2003 6/16(mon)  晴れと書くしかないんだろうがそれにしても汚い空だ。
色々なことがわからなくなったりした時
オレは公園や繁華街の地面に座るコトがある。
何時間もただ街や人を眺める。
タバコを吸ってコーラを飲む。
オマエは世間体とか言うけれど
世間がいったいオマエに何をしてくれたんだ。
ズボンが汚れるのを気にする余裕があるうちはたいしたことねーぞ。
■ 楽しいショッピング・・・してますか? 2003年06月22日(日)
2003 6/22(sun)   蒸し暑い1日だった。
今日のドライブは横浜へ。
ストーブスでダラダラと飯を食ったあと
生まれて初めてドンキーホーテに連れて行ってもらった。
香港の裏通りのような節操のない商品陳列。
オレも節操なくいろいろ買ってしまった。
ネコのオモチャと煮干し。携帯灰皿。
DVD「太陽の帝国」「ビッグウエンズデー」
「セロニアス・モンク」「アルタードステーツ」
「Jimi Hendrix ̄woodstock」
ライター・香水・シーブリーズ・小型扇風機。
煮干しの袋とDVDをいっしょに入れられたので
ジミヘンには少し悪いことをしたなあと思っている。
 
雨が降ってきたがこの車にはエアコンがあるので大丈夫。
ワイパーの音とFENから流れる音楽がシンクロする。
ノートを取りだしもぞもぞと何か書いてみる。
「どうしたんだベイビー
 まるでオレ達が恋人だった頃の泣き方じゃないか」
少し窓をあけてタバコを吸う。
抜け道を見つけた魂のように煙は空に消えていく。
いつのまにか街は夜だ。
■ Kaoru in the Vanilla Sky 2003年06月23日(月)
2003 6/23(mon)  雨が降っている。
変な夢を見た時や
何かを思いついたりしたときのために
枕元にノートを置いてある。
眠れないときには暗い日記を書いたりもする。
 
 
今朝そのノートをチェックしたら
大きな字で「カッパ商会」と書いてあり
それをグルグルと丸で囲んである。
さらにその下には小さな字で
「おかわりは自由・滝の流れ・遊び相手の」とある。
 
なんだろう。
どう見てもオレの字だしな。
我ながら腦の性能に疑問を感じる。
噂どおり狂っているのだろうか。
■ 魔のコーラ事件再び!? 2003年06月27日(金)
2003 6/27(fri) 23:00pm 雨が降ってないので洗濯をいっぱいした。
ノートの整理をしていた。
蚊がいたのでタバコを持ったまま
叩きつぶそうと手を打った。パン。パンパン。
灰が落ちコーヒーに命中。ジュッ。ぬおっ。
逃げながら蚊のフライデー(仮名)が「無精した罰でーす」と捨て台詞。
  
新しく入れなおそうとカップを持ち上げたら
手を打った音を自分を呼んだ合図だと思い込んだトロ君が
いつの間にかそばに来ていてズリズリンと手にじゃれつきコーヒーがこぼれる。
白いズボンにかかる。入れ立てなのでとても熱い。
コーラ事件が頭をよぎる。
 
慌てるんじゃあないぞ。
 
しかしトロにも飛沫が飛び散りフギャウ〜ンと猛ダッシュ。
卓上の香水の瓶が落下し割れたのでオレの部屋はとてもいいニオイだ。
ちょっと強すぎるけどね。
 
オレとトロ君は古いアメリカのテレビ漫画のようにマヌケで仲良しでおもしろい。
今夜もいっしょに寝ようね。アタマくっつけて寝ようね。
それにしてもトロ君いいニオイだなあ。
ちょっと強すぎるけどね。さあいい夢見ようぜ。スミオヤ。
 
安直な希望はあっさり打ち破られる。
虐殺を逃れどこかに潜んでいた蚊のフライデー(仮名)は
仲間を引き連れ深夜オレを刺した。顔を2カ所。胸を1ヶ所。足を1ヶ所。
痒くて目が覚める。暗闇の中化粧ポーチを手探りでムヒをつける。
明日の復讐を誓いながら大量にニュルニュル出しすり込む。
トロ。いいか。これはオレたちに対する挑戦だ。全面戦争だ。
でも今は眠いから寝るぞ。スミオヤ。
 
朝起きて顔がガビガビなので鏡を見ると
バラエティーショーの罰ゲームのように真っ白だ。
うげ。なんじゃこりゃあ?!
お答えしましょう。
それはムヒではなく歯磨き粉だったのですよ。合掌。
■ カオルのインディペンデンス・デイ? 2003年07月04日(金)
2003 7/4(fri)  なんだか今年の梅雨は元気ないなあ。どうした梅雨。
あーヒマだ。
宗教でも作るか。教祖オレね。
お釈迦様の水虫の生まれ変わりね。けっこうかゆいよ。
お布施なし。集会なし。CDは買え。
幸せは自分で掴め。病気は医者に行け。
いいことがあったらラッキー。悪いことがあったら号泣しろ。
スロットのでる店教えろ。友達を大切にしろ。
子供やネコをいじめるな。オレの前で納豆を食うな。
いい曲書いたときは褒めちぎれ。パセリ残すな。
こんなもんかな。
 
最近天使を描くのに飽きたので悪魔の絵を練習している。
バイキンマンにちょっと似ている。
 
神を信じるかい? 
時々ね。
 
ひとりでいるのは寂しい。
自分を認めてもらえないとすごくツライ。
たとえそれがインチキの神様でも
金やセックスが目的のロマンスだとしても。
 
立ち小便をする時に目標があった方がやりやすいように
祈るときに神様がいると便利だ。
 
イワシの頭でもヒゲのある神様でもない神様でも
死へ対する恐怖が薄くなったり自分のモラル・行動規範なんかの
シンボルになるのであれば何を信じてもかまわないと思う。
しかしオレは立派な集会場を建てたりグッズを売ったり
選挙に出たり(政教分離だぞ)1円でもお金がかかったり
その宗教を信じないと幸せにならない・救ってやらないみたいなセコイ神様は
大嫌いのペッペッペーである。電気あんまの刑である。
というか本当の敵はそれを取り巻く俗な確信犯ども。
結果論で物を言えるならオレだって奇跡は起こせる。
「信心が足りないから悪いことが起きた。最悪の事態を防いだのはオレが祈ったから」
信じるものは救われる。足下をすくわれないとよいね。
■ みんなの願いは? 2003年07月07日(月)
2003 7/7(mon)   夜遊びして朝帰って来たから雨でよかった。
オレはどちらかと言うと親切な人間だと思うが
それは相手を思いやってというよりも
「人に親切にしている自分のことが好き」なんだと思う。
そしてそれでいいと思う。
 
オレは人に迷惑ばっかかけているから
自分が失敗した時に怒られたくないから
他人の過ちに対して寛容なんだと思う。
そしてそれでいいと思う。
 
今日は七夕。
わりと好きな儀式のひとつだ。
短冊に願いを書き空に祈る。
誰にも迷惑をかけない行為というのはこういうコトをいうのだ。
■ カオルズ・シルヴァー・ハンマー 2003年09月12日(金)
2003 9/12(fri) 13:13pm  今日は蒸し暑い。サンダルにしようか靴をはこうか。
起こったことはすべてよしとするしかないと
よくなるように生きていかなきゃいけないとオレは考える。
yes. yes. yes.
■ カオル深海より浮上中? 2003年09月28日(日)
2003 9/28(sun) 22:20pm  今日はすごしやすいおだやかな天気。
溺れている友達を助けたくても傷が痛くて泳げない。
まずオレが復活する。時間はかかるかもしれないが
必ず復活して助けにいく。
■ 答えは秋風の中に 2003年10月06日(月)
2003 10/6(mon) 7:22am   寒い。 靴を履こうかサンダルにしようか。
確かに歳をとるとフットワークが悪くなる。
守るものや荷物も増えてくる。
でもオレはガキの頃憧れてたヒーローように
かっちょよく面白おかしく生きてやると決めたんだ。
肩で風切りヤツらにツバ吐いて
金波銀波のネオンの海で人の情けを背中にしょって
ヘタなピアノを弾きながら汚れた声で唄っちゃるぞ。
いけるところまでいこうぜベイビー。戻れない道などないのだからな。
 
だとすればだ。鬱病なんぞになってる暇などないのだな。うむ。
■ 鬼と鳥と雨男 2003年10月12日(日)
2003 10/12(sun) 1:45 申し訳なさそうに雨が降っている。
明日はみんなと逢えるんだ。離れていても逢えるんだ。
■ 気分はすでに年末なのか 2003年10月24日(金)
2003 10/24(fri) 23:00pm  夜は結構寒いなあ。
ずいぶん前風水に凝ってベットを不自然な位置においたり
西の壁にドライフラワーを飾ったりしたことがある。
風水というのは調べれば調べるほどかなり高度な文化で
ドクターコパの芳香剤レベルなんかじゃへーこいてぷうじゃ。
オレ自身ベッドの位置を変えたぐらいで運命が好転するとは
思ってはいないがその変えようとする意志・エネルギーが
何かプラスの方向にいくんではないかと考えている。
それと排気と吸気のバランス。
流れが澱めば水は腐る。
だから無意味なダムや堤防を造ってはいかんのじゃ。
■ かまいたちの夜 2003年11月07日(金)
2003 11/7(fri) 22:00 pm 今日は天気が悪かったなあ
もう治りかけているが
オレの鼻には縦に7cmほどの傷がある。
ネコの仕業だと思うのだが
犯人もその傷がついた状況も不明である。
 
 
案の定みんな傷を見てビックリする。
ネコにやられたんだよと答えていたが
「ネコという名のギャルですね」という
ギャグとも言いたくない業界的慣用句に嫌気がさし
武勇伝をひとつでっち上げた。
 
「街を肩で風切り歩いてたらさあ
 女の悲鳴が聞えるのよ。
 そっちの方いったら
 なんと女がワニに襲われてるんだよ。
 回りのヤツらは見てるだけで助けようとしないからさあ
 オレが一肌脱いだんだよ。
 そしたらそのワニがデカくてさあ。
 そうだなあ。ざっと8cmぐらいはあったな。
 で結局なんとか助けたんだけどそんときの傷だよ。」
 
それにしても犯人はどいつなんだろう。まさかホントにネコという名の......
■ 笑ったか? 鬼。 2003年12月30日(火)
2003 12/30(tue) 22:10 pm 今夜は星がよく見えます。
来年のことを言うと鬼が笑うらしいが
なぜそれがいけないのじゃ。
鬼が笑うなんてハッピーなことじゃないか。
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